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【損してる!】このまま一生かゆみと戦い続けるの?アレルギーの人に足りない栄養素

近年、世界中でビタミンDの研究がさかんになっています。

いま非常に多くの人がつらい思いをしているアレルギーを、ビタミンDが改善するということがわかってきました。

そこで、今回はアレルギーをお持ちでビタミンDを試してみようという方のための管理栄養士的考察をかいてみました。

ぜひ参考にして、かゆみとさよならをして快適な生活を送ってくださいね。

ビタミンDとは

ビタミンDとは、脂溶性のビタミンの一つです。

ビタミンは生きていくために必要な物質で、体内で合成できないので食品からとる必要があります。

必要な量は、タンパク質や脂質などの栄養素と比べると微量ですが体の調子を整え健康に生きてくためには必要不可欠なものです。

ビタミンDとアレルギーの関係

厚生労働省によると、今や国民の2人に1人がなんらかのアレルギーを持っています。

参考:厚生労働省|アレルギー疾患の現状等

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000111693.pdf

花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息、食物アレルギーなどで辛い思いをしている人があなたや、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。

かゆい、つらい、苦しい。私も小さい頃からずっとアトピーを患っていたからアレルギーの方の辛い気持ちがよくわかります。

幼い頃からよく母に、医学は進歩しているんだからアトピーはきっと治るよ。と言われ続けて来ました。

アレルギーは本人も、家族も苦しいですよね。

世界中で研究報告が積み重なるにつれて、いろんなことがわかってきました。例えば、私が子供の頃はアトピーには乳酸菌だというお医者さんなんていませんでした。

今では、腸内環境の改善がアトピーの改善につながるとはっきり分かっています。

さらに、近年多くの研究報告がでている栄養素があります。

それが「ビタミンD」です。

聞いたことはありますよね。

でも、骨をつくるのにいいんだっけ?くらいのイメージではないでしょうか?

実は、ビタミンDは「免疫調整ホルモン」とも言われています。

アレルギーを根本から改善してくれることが期待されているのです。

骨のためのビタミン

もともとビタミンDは、骨を丈夫にするためのビタミンとして知られていました。

不足すると、くる病という骨が軟化してしまう欠乏症を発症することからもわかります。

ビタミンDの骨に関わるはたらきは、

  • 腸管からカルシウムを体内に吸収しやすくする。
  • 骨タンパク質にカルシウムを吸着させる。
  • 腎臓から、カルシウムが尿へ排出されるのを防ぐ。

など、まさにカルシウムのためにはたらいているような栄養素です。

しかし最近、『ビタミンDの免疫調整機能』がわかってきました。

ビタミンDが不足すると、免疫のバランスが崩れることがわかっています。

リンパ球などの免疫細胞にもビタミンDのレセプターが存在しています。

花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息のような異常な免疫反応は、それを起こしている免疫細胞に必要な量のビタミンDが供給されると抑えられることがわかりました。

ビタミンDは免疫細胞にくっつくことで、その機能を調整して暴走を止めてくれるのです。

実際に日本の医療機関でもビタミンDのサプリメントを使って、アレルギー症状が短時間で抑えられることが証明されています。

ビタミンDの摂り方

私たち人間はビタミンDを2種類の方法で得ています。

一つは、食品から摂取する方法です。

食品からビタミンDを摂る

ビタミンDが多く含まれる食品は次のようなものがあります。

(単位はμg|食品100gあたりのビタミンDの含有量)

  • きくらげ乾燥(440)※戻し率7倍のため、戻し重量100gでは(62)
  • あんこうのきも(110)
  • しらす干し(61)
  • いわし干し(50)
  • 身欠きニシン(50)
  • すじこ(47)
  • 紅鮭(33)

ビタミンDは魚やきくらげなどのきのこ類には含まれますが、肉や穀類、野菜などにはほとんど含まれていません。

ビタミンDが多く含まれる食品は、日常的にあまり摂りにくい食品が多いのです。

日光を浴びてビタミンDをつくる

もう一つのビタミンDを得る方法は、日光を浴びて皮膚から合成する方法です。

ビタミンの定義は、体内で合成できないものなのですが、ビタミンDだけが唯一、紫外線を皮膚にあてることで体内のコレステロールの一種からつくりだすことができます。

ビタミンD不足の現代人

しかし今、現代人のほとんどにビタミンDが不足していると言われています。

食事からも、日光浴からも供給できるのにいったいどうしてでしょう?

以前の日本人は、毎日の食事で魚を食べる人が多く、また外で日の光を浴びて活動することが多かったためそれほどビタミンDの欠乏は問題になりませんでした。

しかし、現代人は魚の摂取量が激減し、大人も子供も外に出て活動するということが少なくなりました。また、一年中紫外線対策をする方も多くなりました。あなたも年間を通して日焼け止めを塗ったり、UVカットのファンデーションや化粧下地を使っていませんか?

こういった背景から、ビタミンDの摂取量が少なくなり、体内備蓄量、血中濃度が低い方が増えています。

あなたは最近いつ魚を食べましたか?

水産庁によると、日本人の魚の消費量は年々減少が続いています。

参照:水産庁|水産物の消費動向

http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/h22_h/trend/1/t1_2_1_1.html

若い世代ほど魚離れは深刻になっています。

魚をあまり食べない食生活では、もちろんビタミンDは不足してしまいます。

あなたは最近いつ太陽の光を浴びましたか?

ビタミンDは、日焼け止めを塗っていない肌に、「UV-B(紫外線B波)」という種類の紫外線があたることによって皮膚で合成されます。

ただし、このUV-Bには特徴があり、ガラス窓や服を通らない紫外線なのです。

夏の出勤時は全身に日焼け止めを塗って、さらにUVカット加工の日傘や手袋で極力肌の露出を控えているという方。

冬はマフラーや手袋で肌を覆い、唯一出ている顔もUVカットのファンデーションを塗っていますという方。

特に女性には多いのではないでしょうか?あなたはどうですか?

皮膚でビタミンDを合成するのに必要な量の紫外線は、季節や緯度によっても異なります。

国立環境研究所が、健康な生活を送るのに必要不可欠な成人の1日のビタミンD5.5μg)を全て体内で生成するとした場合に必要な日光浴の時間を調査しています。

参考:国立環境研究所|体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間

http://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/index.html

日本の3地点(札幌・つくば・那覇)において、晴れた日に両手、顔を太陽光に露出した場合、必要な時間は12月の正午で札幌:76.4分、つくば:22.4分、那覇:7.5分となります。

しかし、おそらくだいたいの方の出勤時間であろう午前9時では、札幌:497.4分、つくば:106.0分、那覇:78.0分となります。

表|5.5μgのビタミンDを生成するのに必要な、各地・各時刻での日光照射時間(国立環境研究所)

しかも、このビタミンD5.5μg/日という量は、欠乏症を起こさないために摂るべき最低限度の目安量です。

いまアレルギーの症状があり、改善したいという方はこの20倍から40倍の量が必要になります。

アレルギー改善のためにビタミンDをとる

ビタミンDは脂溶性のビタミンのため、本来なら体内に貯蔵されていて必要なときに使われます。

しかし、長期的にビタミンDが不足している食生活を送っている方、日光をあまり浴びない方、紫外線対策バッチリな方はその備蓄量自体が少なくなっています。

日本機能性医学研究所の斎藤糧三医師によると、ビタミンDのサプリメントを1日に100μg(4000IU)摂取すると、アレルギー症状の明らかな軽減がみられたそうです。

現在アレルギー症状のある方は1日に100μgの摂取から始めてみてください。

この実験によると、サプリメントを飲んでから数時間以内にかゆみなどの症状が治ります。

効果の出るやり方
毎朝、ビタミンDのサプリメントを100μgとります。
午後に症状が出るようならば、もう100μg追加でとります。
※これは、ビタミンDの体内備蓄がない方に起こります。

ビタミンDの血中濃度が安定するための、肝臓や体脂肪内でのビタミンD備蓄には約3ヶ月かかると言われています。

しかし、早い方なら数週間で、午後になってもビタミンDの血中濃度が下がることなく1日を通して症状が落ち着いてくるそうです。

過剰症の心配は?

日本人の食事摂取基準ではビタミンDの1日の耐容上限量は100μgと算出されています。

一方で、ビタミンDの1日の摂取量が250μg/日未満では過剰症の報告はみられないとしてこれを健康障害非発現量としています。

つまり、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギーの治療を目的とした場合、1250μg以内なら過剰症の心配は考えなくて良いということです。

(肉芽腫性疾患患者など、一部の疾患のある方は別としています)さらに言えば、花粉症の症状が出ている方は体内のビタミンD備蓄量が少ない傾向にあるため、過剰症の心配はまずないと言ってよいでしょう。

ここ数年でビタミンDに関する論文は急激に増えています。研究報告数が増えるにつれて、今後この基準値は上方修正されそうですね。

また、体内に十分な量のビタミンDがある場合、紫外線を浴びたとしてもコレステロールからビタミンDは合成されないため、日光を浴びすぎたからといって心配する必要はありません。ただ、十分に日光浴できたという日はサプリメントから摂る量は減らしても症状が重くなることはないと思われます。

また、鮭やあんきも、すじこやしらすなどの魚介類を多めに摂った日はサプリメントからの摂取を減らして大丈夫です。

ビタミンDは免疫細胞へ調整をはたらきかけるとともに、各細胞の正常な分化も促進するはたらきもあります。サプリメントを飲み始めて、アレルギーの症状を抑えているうちに、体の中の細胞を正常ではたらきの良いものにつくりかえていけるので、体質改善が期待できます。

ただ、長期的なサプリメントの大量摂取の効果には個人差があり、人によっては隠れた疾患などをお持ちの場合、健康を害する恐れも出てくるため、必要に応じて医師に相談することも大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ビタミンDは意識しないと普通に生活しているだけではなかなか摂りにくい栄養素です。

紫外線を気にする女性や、お子さんにまで紫外線対策をしっかりする女性は増えています。

また、子供たちは昔に比べて外で走り回ったりして遊ぶ環境が減ってしまっています。

世代に限らず、日本人全体で魚の消費量が減っているのも事実です。

そして、アレルギーの患者数が年々増えているのも事実です。

いま世界中で注目を集めているビタミンDはサプリメントで簡単に補うことができます。

ぜひ、ご自身の体で確かめてみてください。

あなたには、かゆみから解放された素敵な人生が待っています。

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